前回は席の選び方でした。
今回は注文の仕方(初心者編)です。
初心者にとって一番気がかりなのが注文の仕方ですよね。
開け難い重い扉。
思い切って扉を開けると独特の緊張感。
バックバーに並ぶ見たこともない沢山のボトル。
そしてビシッと決めた蝶ネクタイ姿のバーテンダー。
これだけでも初心者はビビリますよね(笑)
何を頼んだらいいのか??
って感じだと思います。
まして街場のバーはメニューが無い所がほとんどです。
(ホテルのバーや広坂ハイボールにはあります^o^)
では何故ほとんどのバーにメニューが無いのでしょう?
それにも実は理由が有るのです。
それは
お客さまと会話をしながらお客さの好みを聞いて、出来るだけ
好みに合ったお飲み物を作りたいから、だとおもいます。
広坂ハイボールにはメニューが有りますが、余りバーに慣れていない様な
お客さまには僕の方から話し掛ける様にしています。
余りメニューばかりに目が行ってしまうと、味とか好みにではなく
名前とか料金(まあこれは大切な事ですが^^;)に気が行ってしまって
せっかくのバーでの大切な1杯が台無しになる事もあると思います。
ではどんな風にバーテンダーと話しながら注文をしたらいいのか?
ですよね。
まず、出来たらご自分が初心者だと言うことをバーテンダーに言ってくれると
僕達としては非常に有難いです。
そうすれば僕達バーテンダーがリードをしてお客さの好みを聞き出して
お飲み物をお作り出来ます。
が!中には初心者でも御自分のペースで格好良く注文をしたい方もいらっしゃいます。
そんな方はまず、最低限こんな感じの物を飲みたいと言ってもらえると助かります。
それはウエイスキーやブランデーやワインやビールと言ったカクテルでは無い物を飲みたいのか、それともカクテルを飲みたいのかを伝えて欲しいのです。
そうすると、例えばウイスキーだったら
「スコッチがいいですかバーボンが?それともジャパニーズがいいですか?」
とか聞けます。
飲み易いの個性的なの、強いの優しいの。
飲み方はストレート、ハイボール、ロック、水割り、トワイスアップ。
ストレートで飲んで美味しくてもハイボールには合わないとか、
このウイスキーは美味しいけどハイボールにしたらさらに美味しい!とか
そんな僕達にしか分からない事も多々有ります。
カクテルでしたら
甘いの、スッキリ目、苦いの、酸っぱいのとか色々有りますし、
強いのか弱めか普通なのか?
炭酸は好きなのかダメなのか。
そんな事を会話しながらお聞きして行くわけです。
その結果、中にはカクテルとお聞きしてても、ワインやシェリーをお出しする場合も有ったりします。
様はお客さまの好みに合えば言い訳ですもんね♪
バーには色んな方がいらっしゃいます。
だから初心者の方も普通に居ます。
敷居は高いかもしれませんんが、だからこそそのチョットのハードルを
超えた先には大人の為の素晴らしい空間が待っているわけです。
今回の注文の仕方(初心者編)は全く僕個人の意見として書かせてもらいました。
こうは言ってもお客さまを見て僕も全く違うアプローチをすることも有ります。
色んなバーで色々なバーテンダーと出会ってそれぞれのお飲み物を
楽しんでみて下さいね。
次回は「初心者でもカッコ良くオーダーしたいぞ!」編を書いてみようかと
思ってます♪